高配当株投資をやめます

のんべすたー(飲んべえ投資家)です。

これまで、個別株投資(高配当株中心)とレバレッジETFへの投資を行ってきました。

今回、個別株投資を見直すことにしました。

見直すに至った経緯と、今後の方針を公開します。

見直しの背景

今回、見直しに至った理由は2つあります。

  1. 現在の投資法はパフォーマンスが市場平均よりも劣後し、今後も当面は低迷が見込まれるため
  2. 今の自分にとっては、リスクテイク度合いが低いため

順を追って説明します。

1. パフォーマンスの劣後

これまで、

  • バークシャー・ハサウェイ(BRK.b)
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)
  • コカ・コーラ(KO)
  • マクドナルド(MCD)
  • メドトロニック(MDT)
  • アルトリア ・グループ(MO)
  • プロクター・アンド・ギャンブル(PG)
  • フィリップ・モリス・インターナショナル(PM)
  • AT&T(T)
  • ビザ(V)

の10銘柄に、毎月積立・ノーセルリバランス法による均等分散投資を行ってきました。

元手10,000ドル、毎月1,000ドル積立、リバランスなし、の条件で、10銘柄に2011年(約9年。シミュレーション可能な最長期間)から投資していたとすると、ベンチマークであるS&P500と比較して、リターン、シャープレシオ(リスクに対するリターン比)ともに良い成績を上げています。
(※Portfolio1が個別株10種)

しかし、2015年以降(約5年)だと、シャープレシオは上回っていますが、リターンはベンチマークに劣後します。

2017年以降(約3年)だと、シャープレシオはギリギリ上回っていますが、リターンはさらに劣後しています。

リターンが劣後している原因は、近年成長の著しいテクノロジーセクターの銘柄を取り込んでいないことにあります(ビザはテクノロジー色が強いですが)。

下記はセクター別の2017年来の騰落率ですが、テクノロジーセクターが他を圧倒しています。

割安なセクターへの投資も長期的には報われる可能性がありますが、今回のコロナショックは産業構造を一変させる可能性が高いです。

製造業・サービス業・不動産業など、これまでテクノロジーが進歩しても産業構造が転換しなかった産業さえも、急激に変化することが確実です。

その産業構造シフトをリードするのはテクノロジーセクターであり、組み込まない場合には市場平均に大きく劣後する可能性があります。

また、産業構造の転換期には、レガシーなセクターでも主役の交替が進むため(例:小売業におけるAmazonの台頭)、現在の優良企業が将来も優良企業であるとは限りません。

個別株への長期投資では、産業構造の転換期(ディスラプトが生じる時期)に、その企業が産業転換をリードできているかどうかが重要になります。

10年後の未来に、伝統ある優良企業が勝利するのか、ディスラプターが勝利するのか、現時点では分かりません。

しかし、大胆な金融緩和がなされている現状の投資行動としては、ディスラプターになり得るテクノロジー企業に投資をした方が、パフォーマンスが良い可能性が高いと考えられます。

2.リスクテイク不足

のんべすたーは、今年の1月に10,000ドルを元手に投資を始め、毎月1,000ドルを積立ています。

言い換えれば、仮に元手が無くなったとしても、10ヶ月で同額の元本を復活させることができます。

また、最近は入金力を高めて、月々の投資額をさらに増やしています(そちらは個別株ではなく、レバレッジETFに振り向けています)。

今年、投資を始めてから学んだことですが、このように資産額が少なく、今後も多額の追加投資が見込める状況下では、資産額の最大化を狙った方が良いです。

先ほど、のんべすたーの個別株10種は、リターンは市場平均に劣後するものの、シャープレシオが優れていることを示しました。

これは、資産額が大きい時に有効なポートフォリオであると言えます。

一方、今やるべきことは、シャープレシオが多少悪くても、より高いリターンを狙いに行くことです。

なぜなら、資産額に対して追加投資額がかなり大きいため、仮に失敗したとしても、容易に取り返すことができるからです。

もちろん、丁か半かの博打はするべきではないですが(期待リターンが0のため)、現在よりハイリスクであったとしても、期待リターンが高い投資をした方が良いパフォーマンスにつながります。

資産額が大きくなり、追加投資でカバーするのが難しくなってきた時には、リスクを下げていく必要があります。

また、実際に投資する上では、このような理屈の話だけでなく、精神的なリスク許容度を加味する必要があります。

のんべすたーは、先般の急落の真っ最中にもレバレッジETFをいつもより多く買い増していたぐらいなので、リスク許容度は高いです。

実行力(入金力)・ロジック(資産額最大化が最適)・メンタル(リスク許容度)の3つの観点から、さらにリスクテイクした方が良いと考えられます。

投資行動

個別株の売却

先週、全ての個別株を売却しました(売却額13,185ドル)。

含み益になっている銘柄や、成長株のビザ(V)まで売却する必要があるのか、税金も考慮すると売却は不利では無いか等、かなり迷いました。

しかし、より多くの資金をハイリスク・ハイリターンな投資に向けた方が良いので、全て売却することにしました。

今後の方針

まだ決定しておらず、今月中に決めたいと考えています。

グロース株が中心になってくるかもしれません。

なお、現在購入を進めている総額8,000ドルのレバレッジETFへの投資は継続するつもりです。

明日も購入予定日なので、これまでと変わらず購入します。

まとめ

今回、高配当株を中心とした個別株積立投資を清算する決断をしました。

パフォーマンスが非常に劣っていたわけでも、多額の含み損を抱えていたわけでも無い、大失敗もしていない中での決断だっただけに、葛藤がありました。

しかし、一つの投資法に拘って失敗するよりも、失敗する前に合理的な行動をとるべきだと考え、方針を変更しました。

割安な高配当優良株への長期投資に対する評価は、今でも下がっていません。

安定していて、長期的に市場平均を上回る可能性が高く、今は調子の良いテクノロジー株とパフォーマンスが逆転する時も来ると思います。

しかし、今の市場と自分の状況を踏まえ、投資法を転換しました。

これまでと違う投資法への挑戦は緊張もしますが、投資前や投資を始めてからも学習を続けて、より良い資産形成を目指していきたいと思います。

新しい投資法で資産額が大きくなってから、再び退屈な投資を楽しもうと思います。

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