米国株式市場の現在位置(2020/7/13)

のんべすたー(飲んべえ投資家)です。

先週(7/6)の記事で、NASDAQ100は上昇トレンドを維持し、新高値を更新していくだろうと記載しましたが、ほぼ想定どおりとなりました。

今日も経済指標、ニュース、相場環境を確認して、今週の相場を展望します。

経済指標

6/28-7/4の新規失業保険申請件数は131.4万件で、予想137.5万件を下回りました。

最近は予想よりも悪い数字が続いていましたが、先週は予想よりも良い数字が出ており、雇用の順調な改善が伺えます。

ISM非製造業購買担当者景気指数は、予想50.2に対し57.1と、予想を大きく上回りました。

ISM非製造業購買担当者景況指数は、製造業以外の370社以上の購買担当者に事業活動・新規受注・雇用・入荷遅延の動向をアンケート調査したものであり、50超が景気拡大、50未満が景気後退を示します。

今回は予想を上回り、数値も50を超えたため、とてもポジティブな結果でした。

シティ銀行がまとめているエコノミックサプライズインデックス(経済指標がどれほど予想を上回ったかを示す指数)は前回よりも更に大幅なプラスとなっており、アナリストの予想よりも実体経済が遥かに好調であるということを示しています。

ニュース

米国のコロナの新規感染者数は、前回記事を記載した時点では一旦減少していたのですが、再び増加し、最高を記録しました。

7/10が突出して高いですが、ここをピークに減少していくのか、再び増加するのかは要注目です。

死亡者数のチャートは、先週ついに増加に転じています。

先週(7/6)の記事で、第一波の動向を見ると約3週間遅行しているため、死亡者数は先週末から今週頃に急増すると想定していると記載しましたが、増加開始タイミングはほぼ予想どおりです。

第二波の新規感染者数は急激に増加したことを踏まえると、今週は死者数が急増すると思います。

ただし、検査数が増えていることや、死亡率の低い若年層への感染が広がっていることを考えると、死亡者が増加しても第一波のピークを大きく超えるようなことは無いと予想しています。

その他のニュースとしては、現時点で唯一の新型コロナ治療薬「レムデシビル」について、死亡率の低下等の成果が発表されました。

レムデシビル、コロナ死亡率低下も ギリアドが研究結果

現在は重症患者のみに投与が認められていますが、一般的な治療薬としてFDAから承認を受ける可能性が高まりつつあるとも言えます。

相場環境

先週はS&P500(青)・NASDAQ100(オレンジ)が上昇し、ダウ工業平均(赤)は下落しました。

特に、ハイテク比率の高いNASDAQ100の上昇が際立っています。コロナの新規感染者数が大きく増加している現状は、IT系企業にとっては追い風であり、必然的な結果であるとも言えます。

銘柄別当落率を見ると、新高値を記録したアマゾン(AMZN)や、アップル(AAPL)が好調だった他、Amazonプライムへの対抗措置を発表したウォルマート(WMT)も大きく上昇しました。

足許の投資家の心理状態は、ニュートラルから強気に転換しました。

6ヶ月後の展望に関しては、悲観的な見方がやや優勢ですが、1週間で強気が5ポイントも上昇しています。

ここからは、CFDで投資しているNASDAQ100に限って話をします。

週足チャートを見ると、3本の移動平均線は全て上向きであり、上昇基調が続いています。

ただし、RSIが70を超えてきたので、高値圏に入っていると言えます。

次に日足チャートを見てみます。

先々週にサポートラインで反発してから、飛躍的に上昇しています。

日足のRSIも70を超えてきました。70を超えても直ちに反落するというものではありませんが、利益確定売りが出やすい状況です。

まとめと今週の予想

新規失業保険申請者数、ISM非製造業購買担当者景気指数は、いずれも予想を上回り、雇用の回復傾向や好調な景況感が示されています。

ニュースを見ると、コロナの新規感染者数が再び増加している他、死亡者数も増加に転じました。

7/10に新規感染者数が大きく増加したにも関わらず、治療薬のレムデシビルの実験が好調だったことで、株価は大きく上昇しました。

NASDAQ100は、先々週のサポートラインでの反発から上昇を継続し、新高値を記録しました。

S&P500やダウよりも強い状況が継続しています。

今週は調整が入ると思います(特に火曜以降)。理由は3つあります。

1つ目は、既に株価水準が相当高いことです。週足・日足のどちらで見ても高値圏です。

2つ目は、新規感染者数と死亡者数が増加していることです。特に死亡者数は今週から一気に増加すると想定しており、市場も織り込んでいないように見えます。

新規感染者数や死亡者数について、先週はなぜかニュースとしてあまり強調されていませんでしたが、今週はかなりクローズアップされるはずです。

3つ目は、決算発表です。

今週は、JPモルガン(JPM)やシティ(C)等の金融株、ユナイテッドヘルス(UNH)やジョンソンエンドジョンソン(JNJ)等のヘルスケア株の他、大注目のデルタ航空(DAL)の決算発表を控えています。

月曜は無難な展開になる可能性もありますが、火曜にはデルタ航空の衝撃的な決算や、金融株の不調な決算が想定され、これらが調整要因になると思います。

また、水曜から発表が始まるヘルスケア銘柄は、一見すると良い決算となりそうですが、ステイホームで通常の通院機会や事故等が減少しているはずなので、バイオ株以外はそれほど良い決算は出ないと思います。業績よりも戦略・施策等の定性面でポジティブが出るかがポイントだと思います。

決算発表としては、木曜のネットフリックス(NFLX)の決算も注目です。

(7/15 Update)株価予想アンケートは以下のとおりとなりました。ご回答ありがとうございました。

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